所沢[市](読み)ところざわ

百科事典マイペディア 「所沢[市]」の意味・わかりやすい解説

所沢[市]【ところざわ】

埼玉県南部,狭山丘陵武蔵野台地にまたがる市。1950年市制。中心市街は中世鎌倉街道宿場町近世市場町村山絣(がすり)の産地であった。1910年設置された陸軍気球飛行試験場が,1919年の陸軍飛行学校開設とともに日本最初の飛行場となり,軍都として発展。飛行場は第2次世界大戦後米軍に接収されたが1971年以降3分の2が返還され防衛医大,住宅地,航空記念公園など,国,県,市の多くの施設が作られた。1960年代からの団地造成により人口急増,JR武蔵野線,西武新宿線・池袋線・狭山線,関越自動車道が通じる。工業では電気機器,一般機器,食品などの工場が多く,周辺では野菜,茶も栽培される。狭山湖南岸周辺には西武ドーム,屋内スキー場がある。72.11km2。34万1924人(2010)。

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