精選版 日本国語大辞典 「所務雑掌」の意味・読み・例文・類語
しょむ‐ざっしょう ‥ザッシャウ【所務雑掌】
〘名〙 =しょむだいかん(所務代官)
※高野山文書‐建治元年(1275)一一月二七日・阿氐河庄地頭湯浅宗親請文「被召二上所務雑掌従蓮一候者、可レ遂二問答一候」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
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…荘の雑掌は預所(あずかりどころ)が兼ねる場合が多く,年貢・公事の収納に当たるとともに,京や鎌倉での訴訟の当事者として活動した。荘園をめぐる訴訟の増加とともにこの機能は分化し,前者を所務雑掌,後者を沙汰雑掌ということもあり,もっぱら鎌倉にあって訴訟に当たる関東雑掌も現れた。南北朝期以降の東寺では,すべての荘に関する幕府での訴訟を行う雑掌も見られるようになる。…
※「所務雑掌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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