所務分け(読み)ショムワケ

デジタル大辞泉 「所務分け」の意味・読み・例文・類語

しょむ‐わけ【所務分け】

遺産分配。かたみわけ。
「―の大法は、たとへば千貫目の身代なれば、惣領そうりゃうに四百貫目、居宅に付けて渡し」〈浮・胸算用・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の所務分けの言及

【形見分け】より

…岐阜県吉城郡の形見分けの麻の肩かけは〈とっとき布〉といって機(はた)で織って大切に保存しておいたものである。また,形見分けを北陸地方,近畿地方ではショムワケ(所務分け),ユズリなどともいい,遺産分配の意味もあった。群馬県では子どもや兄弟に形見分けとして位牌を分けている。…

※「所務分け」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android