精選版 日本国語大辞典 「房玄齢」の意味・読み・例文・類語
ぼう‐げんれい バウ‥【房玄齢】
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
中国、唐の宰相。字(あざな)は喬(きょう)。斉州臨淄(せいしゅうりんし)(山東省)の人。代々北朝に仕え、学殖豊かで隋(ずい)代進士にあげられたが、唐が興ると李世民(太宗)の軍門に身を投じ、その片腕として働いた。626年太宗が即位すると中書令、ついで尚書左僕射(さぼくや)となったが、政治に明るく、公平な立場を貫いたので、杜如晦(とじょかい)とともに賢相とたたえられ、貞観(じょうがん)の治(ち)は彼らの力に負うところが大きかった。太宗の信任も絶大で、高句麗(こうくり)親征中は長安の留守役を命ぜられ、死後は太宗の昭陵に陪葬された。
[谷川道雄]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…字は克明。唐初に秦王府参軍として太子李世民の幕下に入り,房玄齢の推挙で重用され,〈秦王十八学士〉の筆頭におかれた。李世民が即位して太宗となるや,尚書右僕射に任ぜられ,左僕射の房玄齢らと協力して〈貞観の治〉といわれる政治安定期を現出させた。…
※「房玄齢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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