戯人(読み)たわぶれびと

精選版 日本国語大辞典 「戯人」の意味・読み・例文・類語

たわぶれ‐びと たはぶれ‥【戯人】

〘名〙 よくたわむれる人。いたずら心で異性に近づく人。浮気者
※宇津保(970‐999頃)藤原の君「この侍従も、あやしきたはぶれ人にて、よろづの人の『むこになり給へ』とをさをさきこえ給へども、さもものし給はず」

たわれ‐びと たはれ‥【戯人】

〘名〙 浮気者。好色な人。すきもの。
※栄花(1028‐92頃)様々のよろこび「対の御方いと色めかしう、世のたはれ人にいひ思はれ給へるに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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