戯える(読み)ソバエル

デジタル大辞泉 「戯える」の意味・読み・例文・類語

そば・える〔そばへる〕【戯える】

[動ア下一][文]そば・ふ[ハ下二]
風が甘えかかるように、やわらかく吹く。
「冷たい頸元に―・える軽い風に吹かれていると」〈秋声あらくれ
動物などがたわむれる。
「犬は木陰を離れて…原中で羽虫を―・えて居る」〈風葉青春
なれ親しんでふざける。甘える。
「―・へたる小舎人童こどねりわらはなどに、ひきはられて泣くもをかし」〈・三九〉
日照り雨が降る。〈俚言集覧
[補説]室町時代以降はヤ行にも活用した。→そば

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android