(読み)りくす

精選版 日本国語大辞典 「戮」の意味・読み・例文・類語

りく‐・す【戮】

〘他サ変〙
① 罪のある者を殺す。死刑に処す。また、人を殺す。
※大唐西域記長寛元年点(1163)一「少長倶に戮(リクセ)られて略(のこ)れる類无し」
※春雨文庫(1876‐82)〈和田定節〉九「吾はじめより幕府の為に戮(リク)せらるるを嫌ひ」
② 合わせる。力を合わせる。

りく【戮】

〘名〙 殺すこと。殺戮(さつりく)。また、刑罰
今昔(1120頃か)九「君、今より重き戮を受て門戸を滅してむとす」 〔晉書‐衛瓘伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「戮」の意味・読み・例文・類語

りく【戮】[漢字項目]

[音]リク(漢)
切り殺す。「殺戮誅戮ちゅうりく
力を合わせる。「戮力

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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