戦慄く(読み)ワナナク

デジタル大辞泉 「戦慄く」の意味・読み・例文・類語

わなな・く【戦慄く】

[動カ五(四)]
恐怖緊張・寒さなどのためにからだがふるえる。「怒りのあまり―・く」
声や楽器の音などがふるえる。
「ただ泣きに泣きて御声の―・くもをこがましけれど」〈行幸
ちぢれる。そそける。
「髪なども…所々―・きちりぼひて」〈・八三〉
動揺する。ざわざわと動く。
「下﨟の物見むと、―・き騒ぎ」〈落窪・二〉
[類語]おののく震え上がる震える戦慄震え身震い武者震い胴震い震駭恐れおののく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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