我先(読み)ワレサキ

デジタル大辞泉 「我先」の意味・読み・例文・類語

われ‐さき【我先】

[名・形動]自分が先になろうと争うこと。また、そのさま。「我先に逃げる」
「―と驚きおそれて逃惑うに連れはなし」〈緑雨・門三味線〉
[類語]我勝ち奮って積極的自発的能動的意識的主体的意図的意欲的精力的自主的活動的好んで進取前向きわざわざわざと強いてたってことさら乗り気求めて進んで我も我も喜んで喜ぶしゃかりきしゃにむにどしどしアクティブアグレッシブポジティブ自ら手ずから直直じきじき直接直接的じか身を以てダイレクト故意作為作為的未必の故意あえて我勝ちえいやっと我劣らじとわざとらしいむにまれぬ及ばずながら献身的強気強引押して努めて曲げて断固断然思い切ってるか反るか思う様思う存分存分思いのまま力一杯精一杯率先果敢惜しみない意気込む本腰本腰を入れる入れ込むひたむき

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「我先」の意味・読み・例文・類語

われ‐さき【我先】

〘名〙 (形動) (単独で、また、「と」を伴って副詞的にも用いる) 他人よりも自分が先になろうとすること。また、そのさま。先を争うさま。われいち。われがち。
平家(13C前)四「われさきにとすすむほどに」
※門三味線(1895)〈斎藤緑雨〉一五「われ先(サ)きと驚きおそれて逃惑ふ」

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