懸場(読み)かけば

世界大百科事典(旧版)内の懸場の言及

【薬売】より

…その方法は,行商人が得意先を巡回し,数種の薬を預け置き,任意に使用させ,再度の巡回時に使用済み薬代を徴収し,さらに新薬を交換,補充する掛売制度である。置薬の得意先範囲は一種の営業権を意味する暖簾(のれん)価値をもち,懸場(かけば)と呼ばれた。その内容記載名簿である懸場帳は売薬行商の基礎財産で,売買,賃貸,質入の対象にさえなった。…

※「懸場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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