懸の魚(読み)カケノウオ

デジタル大辞泉 「懸の魚」の意味・読み・例文・類語

かけ‐の‐うお〔‐うを〕【懸(け)の魚】

漁がうまくいったお礼として漁師が神に供える魚。かけざかな。かけのいお。
正月飾り物として幸い木につるす魚。かけのいお。 新年》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「懸の魚」の意味・読み・例文・類語

かけ【懸】 の 魚(うお・いお)

① 漁から帰って氏神やえびす神に供える魚。かけざかな。
② 正月につるしておいて、少しずつ切り取って食う塩引の魚。また、九州地方ではそれをつるしておく幸木(さいわいぎ)をいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android