懲懲(読み)こりごり

精選版 日本国語大辞典 「懲懲」の意味・読み・例文・類語

こり‐ごり【懲懲】

[1] 〘副〙 (古くは「こりこり」とも。多く「こりごりする」の形で用いる) ひどい目にあって、もう二度とやるまいと深く思うさまを表わす語。〔譬喩尽(1786)〕
※藤鞆絵(1911)〈森鴎外〉「此失敗に懲(コ)り懲(コ)りして」
[2] 〘形動〙 ひどく懲りるさま。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一「いたちの最後屁と肴屋の天秤棒には懲々だ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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