懐寵(読み)かいちょう

精選版 日本国語大辞典 「懐寵」の意味・読み・例文・類語

かい‐ちょう クヮイ‥【懐寵】

〘名〙 主君寵愛を思い、またそれをたのんで、官を退くべき時に退かないこと。
※十訓抄(1252)二「諫むべきを見ていさめ、退くべきを見て退ける類なり。其性寒氷よりも潔し。懐寵・尸位(しい)の喩へを離れたり」 〔春秋左伝‐昭公一二年〕

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