普及版 字通 「憊(漢字)」の読み・字形・画数・意味
憊
16画
(異体字)
14画
[字訓] つかれる・くるしむ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は備(び)。正字はに作り、(ふく)声。は(ふく)(えびら)の象形字。その声をとる。〔説文〕十下に「は(つか)るるなり」、また(けい)字条に「(おそ)るるなり」、(ほ)字条に「惶(おそ)るるなり」とあり、疲労して心の弱ることをいう。その心の病むことを疲(ひ)・(ほ)といい、憊も同系の語であろう。
[訓義]
1. つかれる、よわる。
2. くるしむ、なやむ。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕憊 豆加留(つかる) 〔名義抄〕憊 ツカル・オロカニ
[熟語]
憊臥▶・憊衿▶・憊色▶・憊衰▶・憊喘▶・憊懣▶・憊懶▶・憊老▶
[下接語]
憊・困憊・昏憊・疾憊・衰憊・疲憊・憂憊・老憊
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報