憂色（読み）ゆうしょく

精選版 日本国語大辞典

ゆう‐しょく イウ‥【憂色】

〘名〙 心を痛めている顔色。

※足利本論語抄（１６Ｃ）子罕第九「大乱の時は小人は悪事をし君子は此時憂色あるぞ」 〔春秋左伝‐宣公一二年〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

ゆう‐しょく〔イウ‐〕【憂色】

心を痛めている顔つき・ようす。「憂色を浮かべる」「憂色を隠せない」

出典　小学館

普及版 字通

【憂色】ゆう（いう）しよく

心配そうな顔色。〔子、尭問〕楚の王、事を謀りて當り、群臣(およ)ぶもの(な)し。よりきて憂色り。～王曰く、～今、不(ふこく)（王の自称）の不を以てして、群臣吾(われ)に(およ)ぶ(な)し。吾が國ぶるに(ちか)きか～と。

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出典　平凡社「普及版 字通」