慰安婦(読み)いあんふ

精選版 日本国語大辞典 「慰安婦」の意味・読み・例文・類語

いあん‐ふ ヰアン‥【慰安婦】

〘名〙 第二次世界大戦中、戦地で、将兵慰安名目に、売春をさせられた女性。強制的に連れて行かれた者もいた。従軍慰安婦
※夢声戦争日記〈徳川夢声〉昭和一七年(1942)一一月二日「大柄な日本女が二人、浴衣を着て吾々を見物に来た。何所か山の手辺の奥さんみたいに落ちついている。例の慰安婦という人たちであろう」

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デジタル大辞泉 「慰安婦」の意味・読み・例文・類語

いあん‐ふ〔ヰアン‐〕【慰安婦】

かつて、主に戦地で将兵の性の相手をさせられた女性。→従軍慰安婦

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百科事典マイペディア 「慰安婦」の意味・わかりやすい解説

慰安婦【いあんふ】

従軍慰安婦

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世界大百科事典(旧版)内の慰安婦の言及

【従軍慰安婦】より

… 十五年戦争期に,戦地・占領地で日本軍の監督下に置かれ,軍人・軍属の性交の相手をさせられた女性。当時は〈軍慰安所従業婦〉などと呼ばれたが,戦後,千田夏光《従軍慰安婦》などにより,この用語が普及した。その本質は軍性奴隷である。…

【娼妓】より

…それでも1890年前後には約3万人だった娼妓が,1920年代には5万人を超すほどに増加しており,需要の増大をうかがわせる。第2次世界大戦中には部分的な縮小もみられ,末期には戦地なみに慰安婦と称したが,なお正式名称は娼妓であった。46年2月に娼妓取締規則が廃止されて,娼妓の名称は消滅した。…

※「慰安婦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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