慧心(読み)けいしん

精選版 日本国語大辞典 「慧心」の意味・読み・例文・類語

けい‐しん【慧心】

〘名〙 正しい理解や判断がすばやくできる心。賢明な心。
枕山詩鈔‐二編(1861)下・悼亡「薄命抂為狂者婦、慧心不羨富児妻」

え‐しん ヱ‥【慧心】

〘名〙 かしこい性質。ものを判断するこころけいしん
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)二「ふかくよの楽に着して、慧心(ヱシン)(〈注〉チヱノココロ)あることなし」

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普及版 字通 「慧心」の読み・字形・画数・意味

【慧心】けいしん

聡敏な心。魏・康〔声に哀楽無き論〕は妙瞽(すぐれた楽人)を假(か)らずして良く、籥(やく)(ふえ)は心に因らずして(ととの)ふ。

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