精選版 日本国語大辞典 「慈恩大師」の意味・読み・例文・類語
じおん‐だいし【慈恩大師】
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…中国,唐代初期の僧。慈恩大師,または大乗基ともよばれる。長安の人,その先祖は中央アジアの出で,姓は尉遅,字は供道。…
…〈大慈恩寺〉という寺額を賜り,たまたまインドから帰国した玄奘を迎えて上座とし,翻経院で訳経に専念させた。玄奘を大慈恩寺三蔵法師とよぶのは,そのためであり,玄奘の高弟の窺基は,この寺で法相宗を広めたので,慈恩大師とよばれる。玄奘が将来した経典と仏像を収めるために5層の塼塔を建てたが,8世紀初頭に高さ64mの7層の塔に改修され,〈大雁塔〉と称されて現存し,史都西安のシンボルとなっている。…
※「慈恩大師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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