愧死(読み)きし

精選版 日本国語大辞典 「愧死」の意味・読み・例文・類語

き‐し【愧死】

〘名〙 恥ずかしさの余り死ぬこと。また、死ぬほど恥ずかしく思うこと。慙死(ざんし)。〔広益熟字典(1874)〕
銃後(1913)〈桜井忠温〉二七「親の情をも知らぬ不孝児は、この一話を聞いても愧死(キシ)すべしである」

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デジタル大辞泉 「愧死」の意味・読み・例文・類語

き‐し【×愧死】

[名](スル)恥ずかしさのあまり死ぬこと。また、死ぬほど恥ずかしい思いをすること。慚死ざんし
「卑劣の小人をして、―せしめんと欲するなり」〈竜渓経国美談

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普及版 字通 「愧死」の読み・字形・画数・意味

【愧死】きし

慙死。

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