精選版 日本国語大辞典 「感通」の意味・読み・例文・類語
かん‐つう【感通】
〘名〙
① 思いや精気などが他へ通じること。
※本朝文粋(1060頃)二・答諸公卿請減封祿表勅〈菅原文時〉「是用躬親二節倹一。心期二感通一」
※四河入海(17C前)八「坡言は我れ黙して自愧自責るぞ。其心が張龍公に感通してあるやらう」 〔後漢書‐章帝紀〕
② 知覚に感じること。また、その感じる箇所。
※浮世草子・好色訓蒙図彙(1686)中「おくの感通にあたらざる故に、精めぐらずして」
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