感情の三方向説(読み)かんじょうのさんほうこうせつ(英語表記)tridimensional theory of feeling

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「感情の三方向説」の意味・わかりやすい解説

感情の三方向説
かんじょうのさんほうこうせつ
tridimensional theory of feeling

感情は快・不快,興奮鎮静緊張弛緩の3つの方向ないし次元もち,あらゆる感情はこの三次元空間内の一点定位できるとする説で,ドイツの心理学者 W.ブントが唱えた。しかし多くの心理学者はこの説に賛成せず,快・不快の一次元説をとる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android