感取(読み)かんじとる

精選版 日本国語大辞典 「感取」の意味・読み・例文・類語

かんじ‐と・る【感取】

〘他ラ五(四)〙 感じとして受け取る。様子などから心にさとる。
真空地帯(1952)〈野間宏〉三「中堀中尉からみすてられていることを感じとっていた」

かん‐しゅ【感取】

〘名〙 感じとして受けとること。様子などから察すること。
※間木老人(1935)〈北条民雄〉「狂人部屋らしい色彩が感取された」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「感取」の意味・読み・例文・類語

かん‐しゅ【感取】

[名](スル)感覚で理解すること。感じ取ること。「春の息吹感取する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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