愛宕白山(読み)アタゴビャクサン

デジタル大辞泉 「愛宕白山」の意味・読み・例文・類語

あたご‐びゃくさん【×宕白山】

[感]《「山城愛宕権現と、加賀白山はくさん権現よ、照覧あれ」の意》固い決意を表す誓いの言葉。あたごはくさん。
「―、指もささば堪忍せぬと詰めかくる」〈浄・百日曽我

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「愛宕白山」の意味・読み・例文・類語

あたご‐はくさん【愛宕白山】

連語〙 (山城(京都)の愛宕権現と加賀国石川県)の白山権現二つの神の名に呼びかける誓いの言葉から) 強い断定の意を表わす語。決して。まったく。必ず。あたごびゃくさん。
※虎明本狂言・文山立(室町末‐近世初)「わごりょのやうな憶病な者とつれだちて、よひ事がなひ、其つれな事はおいてくれひ、あたごはくさん申つうぜぬ」

あたご‐びゃくさん【愛宕白山】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android