意識清明期(読み)いしきせいめいき(英語表記)lucid interval

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「意識清明期」の解説

意識清明期
いしきせいめいき
lucid interval

頭部外傷直後に意識障害があり,いったん回復するが,数時間ないし十数時間を経て,再び意識障害に陥ることがある。またときには,受傷直後は正常の意識状態で,数時間ないし十数時間後に次第に意識が混濁してくることもある。このような場合,意識が正常の期間を意識清明期という。たとえば硬膜外血腫では,受傷直後に脳振盪 (のうしんとう) により,のちに血腫によって脳が圧迫されて,それぞれ意識障害を起すが,その間に明らかな意識清明期を示す例が 70%以上ある。意識清明期があるということは,脳,特に脳幹部の直接損傷がある程度軽いことを意味する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

景気ウォッチャー調査

内閣府が2000年1月から毎月実施している景気動向調査。生活実感としての景況感を調査するのが狙い。具体的にはタクシーの運転手、小売店の店長、娯楽施設の従業員、自動車ディーラー、派遣従業員、設計事務所所...

景気ウォッチャー調査の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android