惣銅壺(読み)そうどうこ

世界大百科事典(旧版)内の惣銅壺の言及

【銅壺】より

…江戸の町家の炊事施設として多く用いられた。かまど全体を銅壺にしたものを惣銅壺(そうどうこ)といったが,多くは土製のかまどと銅壺とが併用された。《守貞漫稿》が図を掲げて,〈上図ノ者ハ大釜ノ所土竈一口,其他銅壺二口アリ,此図ノ銅壺三ケヲ合テ二口ヲ備フ,此中銅壺ヲ分銅(ふんどう)ト云〉としているように,分銅形の中銅壺に左右の銅壺を密着させてたき口を2ヵ所設けるのがふつうだったらしい。…

※「惣銅壺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」