惜げない(読み)おしげない

精選版 日本国語大辞典 「惜げない」の意味・読み・例文・類語

おしげ【惜げ】 ない

① 惜しいという気持をおこさせるほどでない。
源氏(1001‐14頃)夕顔「おしげなき身なれど、すて難く思ふたまへつることは」
気前のよい様子である。
浮世草子日本新永代蔵(1713)五「慈悲善根といふは、をしき金銀ををしげもなう人に施すを第一せり
③ だれはばかる様子もない。自分勝手なさまである。〔改正増補和英語林集成(1886)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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