情報処理産業(読み)じょうほうしょりさんぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「情報処理産業」の意味・わかりやすい解説

情報処理産業
じょうほうしょりさんぎょう

情報産業と総称される分野の中心をなす産業活動の一つ。狭く限定した概念ではコンピュータを活用しながら,顧客のために顧客のデータ処理を行うサービス活動をさす。具体的にはマシンタイムサービス,受託処理サービス,ファイルメンテナンスサービスを含んでいる。情報そのものの作成,提供を主たる業務内容とする調査サービス,情報収集活動,検索サービスなどのいわゆる情報提供サービスに対し,顧客の保有する情報の委託処理に比重をかけたニュアンスでとらえられる。当初はバッチ処理業務がほとんどであったが,情報通信網整備やネットワーク化の進展を受けてオンラインサービスも増加している。また,VANサービスなどの企業間における情報通信に関連したデータ変換サービスも増大している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android