悶死(読み)もだえじに

精選版 日本国語大辞典 「悶死」の意味・読み・例文・類語

もだえ‐じに【悶死】

〘名〙 もだえながら死ぬこと。もんし。
多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉後「歩いても歩いても可忌しい一間の外に行所の無い切なさは、或は悶死(モダヘジニ)に死にはせぬか、と遽に可恐くなって」

もん‐し【悶死】

〘名〙 もだえ苦しんで死ぬこと。もだえじに。
雪国(1935‐47)〈川端康成〉「昆虫どもの悶死するありさまを」

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デジタル大辞泉 「悶死」の意味・読み・例文・類語

もん‐し【×悶死】

[名](スル)もだえ苦しんで死ぬこと。もだえじに。「悲嘆うち悶死する」

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普及版 字通 「悶死」の読み・字形・画数・意味

【悶死】もんし

もだえ死ぬ。

字通「悶」の項目を見る

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