悲しむ(読み)カナシム

デジタル大辞泉 「悲しむ」の意味・読み・例文・類語

かなし・む【悲しむ/哀しむ/愛しむ】

[動マ五(四)]
心が痛む思いだ。悲しく思う。また、なげかわしく思う。「別れを―・む」「道徳心低下を―・む」⇔喜ぶ
(愛しむ)いとしいと思う。愛する。
端正たんじゃう美麗なる男子を産めば、父母これを―・み愛して」〈今昔・二六・五〉
(愛しむ)深く感動する。
「国王、これを見給ひて、―・み貴びて」〈今昔・九・一〉
嘆願する。
「手をすり―・めども」〈宇治拾遺・一〇〉
[可能]かなしめる
[類語]嘆く愁えるかこたんずる悲嘆する愁嘆する痛嘆する嗟嘆さたんする嘆息する長嘆する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android