悪女の深情け(読み)アクジョノフカナサケ

デジタル大辞泉 「悪女の深情け」の意味・読み・例文・類語

悪女あくじょ深情ふかなさ

醜い女のほうが美人に比べて情が深いということ。また、ありがた迷惑のたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「悪女の深情け」の解説

悪女の深情け

醜い女が、好きになった男に度を越した愛情をかけること。また、その愛情。

[使用例] 確かに関係がありました。いわゆる悪女深情けで、女の方はもう夢中になっていたんです[岡本綺堂半七捕物帳|1923]

[解説] 「悪女」は、容貌の劣る女性男性視点からの表現で、暗に執念深くて迷惑だが、どうにもならないといったニュアンスで使われることが多いことばです。転じて、男女関係にかぎらず、一方的にほれこんで、どこまでも離そうとしないことのたとえに使われる場合もあります。

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