悪たれ(読み)あくたれ

精選版 日本国語大辞典 「悪たれ」の意味・読み・例文・類語

あく‐たれ【悪たれ】

〘名〙 (形動) (動詞「あくたれる(悪━)」の連用形名詞化)
① わるさをしたり、悪口を言ったりすること。また、その人。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)二「あくたれとよばれたる、おしゃべりのかみさま、お舌」
② あくたれ口。憎まれ口
※森と湖のまつり(1955‐58)〈武田泰淳〉二〇「ピリカメノコがみんな一太郎にほれるから、それで一太郎に悪たれをつくんだよ」

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デジタル大辞泉 「悪たれ」の意味・読み・例文・類語

あく‐たれ【悪たれ】

悪たれること。また、その者。「悪たれ小僧」
[類語]悪童悪太郎暴れん坊利かん坊いたずらっ子いたずら坊主餓鬼大将苛めっ子腕白やんちゃ反抗的喧嘩腰面従腹背つむじ曲がりひねくれ者反発人悪い人が悪い人悪さがない陋劣ろうれつ狡猾こうかつよこしま腹黒い腹汚い悪賢いずる賢い小賢しいずるいこすいこすっからいあくどいさかしいさかしら老獪口さがない悪たれる意地悪い意地悪邪慳突っ慳貪けんけんつんけんとげとげしいつんつん素気無すげなそっけないつれないよそよそしいにべないけんもほろろ冷たい気がないぎすぎすぶっきらぼう逆らうへそを曲げる虫の居所が悪いつむじを曲げる

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