悔しい(読み)クヤシイ

デジタル大辞泉 「悔しい」の意味・読み・例文・類語

くやし・い【悔しい/口惜しい】

[形][文]くや・し[シク]
物事が思うとおりにならなかったり、はずかしめを受けたりして、あきらめがつかず、腹立たしい気持ちだ。残念でたまらない。「負けて―・い思いをする」「―・かったら見返してやれ」
後悔される。くやまれる。
「わが心しぞいをこにして今ぞ―・しき」〈・中・歌謡
[補説]本来は、「くやし」は「悔いる」に対する形容詞自分行為について後悔する気持ちを表し、1の意については「くちおし」を使ったが、のちにこの使い分けはなくなった。
[派生]くやしがる[動ラ五]くやしげ[形動]くやしさ[名]
[類語](1口惜くちおしいうらめしい腹立たしい残念無念心外しんがいしゃく悔しがる歯軋り歯噛み切歯扼腕悔し泣き悔し涙唇を噛む臍をかむ地団駄を踏む

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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