恩賞奉行(読み)おんしょうぶぎょう

精選版 日本国語大辞典 「恩賞奉行」の意味・読み・例文・類語

おんしょう‐ぶぎょう オンシャウブギャウ【恩賞奉行】

〘名〙 室町幕府職名。建武二年(一三三五設置恩賞申請の受理恩賞地選定相論などの実務を担当した。初めはその職務上御前沙汰衆に限られたが、後期には逆に御前衆恩賞方衆と称するようになった。恩賞方。
祇園執行日記‐康永二年(1343)一〇月一八日「治部兵衛大夫入道依恩賞奉行事奸曲露顕之間、被出仕上」

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デジタル大辞泉 「恩賞奉行」の意味・読み・例文・類語

おんしょう‐ぶぎょう〔オンシヤウブギヤウ〕【恩賞奉行】

室町幕府の職名。勲功を評定して恩賞を定めた。幕府頭人執事奉行人などが兼任

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