恥なし(読み)はじなし

精選版 日本国語大辞典 「恥なし」の意味・読み・例文・類語

はじ【恥】 なし

① (主として容貌教養などが)人前へ出ても恥ずかしくない。見劣りしない。おくれをとらない。
源氏(1001‐14頃)絵合「今の浅はかなるも、昔のあとはぢなくにぎははしく」
② 人前でも恥ずかしがらない。はじらわない。あつかましい。厚顔である。
※類従本長能集(1009頃)「老らくのなれる姿の池に生るはぢなきこひも我はする哉」

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