怪鳥・化鳥(読み)けちょう

精選版 日本国語大辞典 「怪鳥・化鳥」の意味・読み・例文・類語

け‐ちょう ‥テウ【怪鳥・化鳥】

〘名〙
① あやしい鳥。ばけものの鳥。変化(へんげ)の鳥。かいちょう。
平家(13C前)四「鵼といふ化鳥禁中に鳴いて、しばしば宸襟をなやます事ありき」
② (化鳥) 江戸時代加賀国石川県)で売春婦をいう。
※滑稽本・風来六部集(1780)里のをだ巻評「松本に張箱あり、加賀に化鳥(ケテウ)名護屋にもか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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