怪火(読み)かいか

精選版 日本国語大辞典 「怪火」の意味・読み・例文・類語

かい‐か クヮイクヮ【怪火】

〘名〙
① ふしぎな火。なぜ出るのかわからない、気味の悪い火。鬼火、火の魂(たま)など。
※和蘭天説(1795)「山野に火を見、墟墓(はかはら)・荒壇(あれやしろ)に怪火(クヮイクヮ)あり」
原因のわからない火事不審火(ふしんび)

あやし‐び【怪火】

〘名〙 その原因や実体が何であるかわからない火。
① 原因不明の火事。不審火。
狐火など怪異の火。
春鳥集(1905)〈蒲原有明〉鏽斧「黒水(くろみづ)の昼はよどみて朽沼の夜の怪火(アヤシビ)

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デジタル大辞泉 「怪火」の意味・読み・例文・類語

かい‐か〔クワイクワ〕【怪火】

不思議な火。怪しい火。鬼火狐火きつねびの類。
原因不明の火事。不審火。
[類語]不審火火事火災火難出火失火炎上大火小火ぼや自火近火急火小火しょうか祝融しゅくゆう回禄かいろく大火災大火事山火事火の海焼失焼亡焼尽丸焼け半焼け全焼半焼火元火の元類焼貰い火延焼飛び火引火猛火火の手下火鎮火消火火消し消防火事場焼け跡

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