精選版 日本国語大辞典 「性理」の意味・読み・例文・類語
せい‐り【性理】
〘名〙
② (人間の心のはたらきを性と情とに分け、情とそこから派生する欲に乱されないかぎり、本然の性は、人間があるべき理そのものと合致するという朱子学の立場から) 朱子学で、人間の本性または存在原理。人間のあるべき道理。また、明治初期、西周は、西洋の心理学の対象である心理または心性と朱子学の性理とが一致した人間の本質をさしていった。
※童子問(1707)序「昔吾先君子、夙耽二宋学一、研味二性理一。既而直泝二鄒魯之旨一」
※和蘭通舶(1805)一「欧羅巴諸州の学は窮理格物にして、第一天文・性理を究め」 〔西廂記‐張君瑞慶団雑劇第三折〕
しょう‐り シャウ‥【性理】
〘名〙
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