思辿(読み)おぼしたどる

精選版 日本国語大辞典 「思辿」の意味・読み・例文・類語

おぼし‐たど・る【思辿】

〘他ラ四〙 (「おもいたどる(思辿)」の尊敬語) それからそれへとお考えになる。分別してお考えになる。
源氏(1001‐14頃)朝顔「ものの心をふかくおぼしたどるにいみじくかなしければ」

おもい‐たど・る おもひ‥【思辿】

〘他ラ四〙 それからそれへと考えていく。いろいろと分別して考える。
※枕(10C終)二七八「倒れでそこまでは行きつきぬるぞ、かしこきかおもなきか、思ひたどらるれ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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