思想革命(読み)しそうかくめい

世界大百科事典(旧版)内の思想革命の言及

【エジプト】より

…しかしこの激しい混乱期は長続きはせず,ヘラクレオポリスを都とする第9・10王朝とテーベを都とする第11王朝との国土二分状態が約100年間続き,中エジプトをめぐって一進一退の和戦を繰り返す。社会の混乱は,古王国時代の神殿墳墓の破壊略奪など従来の権威に対する挑戦を引き出し,古王国時代に確立した秩序を至上とする価値観を揺るがして厭世観や来世への不信,王や神に対する非難などさまざまな思想の実験を行わせた(〈思想革命〉)。これらの実験は当時興隆した文学にその痕跡をとどめている。…

※「思想革命」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android