思し召す(読み)オボシメス

デジタル大辞泉 「思し召す」の意味・読み・例文・類語

おぼし‐め・す【思し召す】

[動サ五(四)]《「おもほしめす」の音変化》「思う」の尊敬語。「おぼす」より敬意が高い。
お思いになる。お考えになる。「ばかなやつと―・してお許しください」
心を向けて、大切にお思いになる。お目をかける。愛しなさる。
「昔おはしましける帝の、ただ若き人をのみ―・して」〈・二四四〉
[類語]思う考える思い巡らす存ずる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例