忠岡[町](読み)ただおか

百科事典マイペディア 「忠岡[町]」の意味・わかりやすい解説

忠岡[町]【ただおか】

大阪府南部,泉北郡の町。岸和田市泉大津市の間にあり,大阪湾に臨む。古くから繊維工業が盛んで,綿紡,さらし,染色,毛布,メリヤスなどの工場がある。木材コンビナートが建設され,木材工業も盛ん。南海電鉄本線が通じる。3.97km2。1万8149人(2010)。

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世界大百科事典 第2版 「忠岡[町]」の意味・わかりやすい解説

ただおか【忠岡[町]】

大阪府南部,泉北郡の町。人口1万7098(1995)。大阪湾に面し,泉大津市と岸和田市に挟まれた面積3.17km2の小さな町である。1924年に南海本線忠岡駅が設置されて,農漁村から紡績紡織を主とする工業地域に変貌し,66年には海岸部に新浜木材コンビナートが建設された。繊維産業と木材工業が主要な工業で,合板工場は臨海部に,繊維工場は泉大津市とのをなす大津川沿いに立地している。正木孝之の収集品をもとに建設された正木美術館があり,国宝の小野道風筆《三体白氏詩巻》,藤原行成筆《後嵯峨院本白氏詩巻》や《大灯国師墨跡》のほか,多数の重要文化財を有する。

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