志野流(読み)シノリュウ

デジタル大辞泉 「志野流」の意味・読み・例文・類語

しの‐りゅう〔‐リウ〕【志野流】

香道の一流派志野宗信始祖とする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「志野流」の意味・読み・例文・類語

しの‐りゅう ‥リウ【志野流】

〘名〙 香道の流派の一つ室町時代の志野宗信を流祖とし、後に蜂谷家が継承する。
随筆・本朝世事談綺(1733)三「香道 法に相阿彌流、志野流の二派あり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の志野流の言及

【香道】より

…現在は尭空20代実謙を御家流宗家としている。 志野宗信の流れは志野流と呼ばれる(図b)が,子息参雨斎宗温,孫不寒斎省巴の後,当時香道の権威と目された建部隆勝の推輓により蜂谷宗悟が4代目を継承し,以後蜂谷家が茶道とともに香道の軌範を整え,享保ころには家元制度を確立して現代の蜂谷宗由にいたっている。 このほか,相阿弥流,建部流,園流,風早流,米川流,大枝流,里見流などの諸流が香道の記録に知られるが,これは御家流の完全相伝制の結果であると思われる。…

※「志野流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android