志観寺村(読み)しかんじむら

日本歴史地名大系 「志観寺村」の解説

志観寺村
しかんじむら

[現在地名]井波町志観寺

藤橋ふじはし村の南西八乙女やおとめ山の北側山麓に位置。村名は明徳元年(一三九〇)八月の瑞泉寺勧進状(瑞泉寺文書)に、瑞泉ずいせん寺の南に「止観円融之学窓」があったとみえ止観しかん寺に由来するという(元禄一四年「村名由来書」川合家文書)。元和五年(一六一九)の家高新帳に「しくわんし」とみえ、役家数六、つほ野組に属する。正保郷帳では高一七五石余、田方一〇町九反余・畑方七反。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android