志士仁人は生を求めて以て仁を害することなし(読み)ししじんじんはせいをもとめてもってじんをがいすることなし

精選版 日本国語大辞典 の解説

しし【志士】 仁人(じんじん)は生(せい)を求(もと)めて以(もっ)て仁(じん)を害(がい)することなし

(「論語‐衛霊公」の「子曰、志士仁人無生以害一レ仁。有身以成一レ仁」から) 志士や仁者は、自分生存のために、博愛の徳にそむくようなことはしない。自分の生命を捨てても、人道をまっとうするものである。
太平記(14C後)四「志士仁人無生以害一レ(シジジンじんハせいヲもとメテもっテじんヲがいスルコトなシ)、有身為一レ仁といへり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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