忍路環状石籬(読み)おしょろかんじょうせきり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「忍路環状石籬」の意味・わかりやすい解説

忍路環状石籬
おしょろかんじょうせきり

北海道小樽市 (旧忍路郡塩谷村土場) の三笠山麓にある環状列石。 1886年渡瀬荘三郎が命名した。忍路環状列石ともいう。中央に数個の石を直立させ,その周囲を長径 30m,短径 22mの楕円形立石で囲っている。祭祀場説,天文観測場説などがあったが,駒井和愛らの研究により現在では縄文後期頃の墓と考えられている。付近の地鎮山にも環状列石がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android