心病む(読み)ココロヤム

デジタル大辞泉 「心病む」の意味・読み・例文・類語

こころ・む

思い悩む。苦にする。
「人知れぬわが通ひ路の…と詠めりければ、いといたう―・みけり」〈伊勢・五〉
怒る。恨む。〈名義抄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「心病む」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 病(や)

① 平静でいられないで、心を痛める。思い悩む。
伊勢物語(10C前)五「人知れぬわが通ひ路の関守はよひよひごとにうちも寝ななん、とよめりければ、いといたう心やみけり」
② 恨む。怒る。ねたむ。〔書陵部本名義抄(1081頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android