心灰(読み)しんかい

精選版 日本国語大辞典 「心灰」の意味・読み・例文・類語

しん‐かい ‥クヮイ【心灰】

〘名〙 (「荘子斉物論」の「心固可使死灰乎」から出た語) 冷えた灰のように、何ものにも煩わされない平静な心。また、冷静な心。転じて、欲情情熱などの冷えた心。
菅家文草(900頃)六・海上春意「蹉跎鬢雪与心灰、不覚春光何処来」 〔白居易‐冬至夜詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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