心境(読み)しんきょう

精選版 日本国語大辞典 「心境」の意味・読み・例文・類語

しん‐きょう ‥キャウ【心境】

〘名〙
① 心とその対象
正法眼蔵(1231‐53)弁道話「また、心境ともに静中の証人悟出あれども」
② 心の状態。心のあり方。気持
明暗(1916)〈夏目漱石〉一四三「重囲うち自分を見出した孤軍のやうな心境(シンキャウ)が」 〔張説‐清遠江峡山寺詩〕

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デジタル大辞泉 「心境」の意味・読み・例文・類語

しん‐きょう〔‐キヤウ〕【心境】

その時の気持ち。心の状態。心持ち。「心境を語る」「複雑な心境
[類語]境地思い気分想念思念ねん気持ち感懐感想所懐胸懐心懐胸中心中しんちゅう心事心情感慨万感偶感考え思考思索一存

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普及版 字通 「心境」の読み・字形・画数・意味

【心境】しんきよう(きやう)

心の状態。唐・張説〔清遠江峡山寺〕詩 猿鳴きて、谷の靜かなるを知り 魚戲れて、江のしきを辨ず 靜默、將(は)た何をか貴ぶ 惟だ應(まさ)に心同じかるべし

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