心嚢炎(読み)しんのうえん

精選版 日本国語大辞典 「心嚢炎」の意味・読み・例文・類語

しんのう‐えん シンナウ‥【心嚢炎】

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デジタル大辞泉 「心嚢炎」の意味・読み・例文・類語

しんのう‐えん〔シンナウ‐〕【心×嚢炎】

心膜炎」に同じ。

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百科事典マイペディア 「心嚢炎」の意味・わかりやすい解説

心嚢炎【しんのうえん】

心嚢(心膜)の炎症。心膜炎ともいう。繊維素性,乾性,漿(しょう)液性,化膿性に分類される。ウイルス,化膿性の細菌,結核菌などの感染によるものと,リウマチ性疾患,尿毒症,悪性腫瘍(しゅよう)などによるものがある。またまれに原因不明のものもある。心臓部の痛み,呼吸困難心悸亢進等があるが,自覚症状を欠く場合もある。心濁音界拡大,心嚢摩擦音聴取,頻脈(ひんみゃく),不整脈,奇脈等を認める。経過および予後は原因疾患により異なる。治療は絶対安静,強心剤や利尿剤投与,原因に応じて細菌感染の場合は抗生物質の投与などのほか,必要に応じて心嚢穿刺(せんし)を行う。
→関連項目心臓病心不全

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「心嚢炎」の意味・わかりやすい解説

心嚢炎
しんのうえん

心膜炎

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