心去り材(読み)しんさりざい(英語表記)side cut timber

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「心去り材」の意味・わかりやすい解説

心去り材
しんさりざい
side cut timber

真去り材とも書く。樹木中心部を避けて製材された木材樹心を含む心持ち材に比べて,乾燥によって裂けることが少い長所をもち,柱などの角材に適する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の心去り材の言及

【木材】より

…素材を製材したものが製材(製材品)で,JASでは板類,ひき割類,ひき角類に区分される。横断面中に樹心を含むときが心持ち材で,樹心を含まないときが心去り材であり,心持ち角,心去り角などとも呼んでいる。製材はまた用途によって,例えば柱角,土台角,母屋角(もやかく)などと呼ばれることがある。…

※「心去り材」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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